シャトー ムートン ロートシルト

1853年からロートシルト家の所有。1924年、従来の慣習を改め、瓶詰めから貯蔵までの全ての工程をシャトーで行なうことで、ワインの質をシャトー所有者が完全にコントロールすることを可能にしました。メドック格付の歴史上で唯一、1973年に二級から一級に昇格。ラベルアートの面では、ヴィンテージ毎に著名な画家がボトルを飾っていることは有名。2014年、シャトーの拡大に尽力したバロンヌ・フィリピーヌ・ロートシルトは永眠しましたが、3人の息子と娘により、その意志は引き継がれています。

完成度がとても⾼い。果実⾵味、タンニン、アルコール、どれもが驚くほどの⾼い次元で調和をしている。表現豊かで、それでいて⾻格もしっかりしている。まだ⼀つ⼀つの要素が際⽴っていて溶け込んでいない印象だが、それも 10 年以上の⻑期熟成を⾒据えてのことだろう。余韻まで果実味が⻑く続く。素晴らしい品質。