シャトー デュアール ミロン

18世紀初頭ポイヤック地区にてシャトー・ラフィット・ロートシルトの第二のワインとして葡萄栽培が始まり、ルイ１５世に仕えた海賊名から「デュアール・ミロン」と名付けられました。ラベルにはポイヤックの港が描かれています。1962年ロートシルト家に購入されたシャトーは４０年間をかけて大改修が果たされた。

⼀つ⼀つのワインに、ユニークなニックネームがついている。これはそれぞれの 2022 年の特徴を表している。デュアール・ミロンは、「若い時に旅に出て何年も会わないうちに、顔は顎髭に覆われ、理解できないアクセントで喋るようになっていた叔⽗」に喩えられている。これまで飲んだ中で最も precise な（精密さのある）デュアール。カベルネの⽐率は 21 年に続き⾼いが、決して硬い印象ではない。岩やグラファイト、スモークといった硬派なアロマの下に、カシスやブラックベリーなどの果実が潜んでいる。グリップの効いたタンニン、塩味、ミネラルを想わせる⾵味、酸とのバランスが取れている。素晴らしい。